石狩教育研修センター理論研修会
  「アイヌ文化学習の実践に学ぶ」終了

日 時 平成23年12月19日(月) 14:00〜15:30     
会 場 千歳市立末広小学校     
講 師 桑島 正子 氏
(千歳市立末広小学校 教諭)
野本 久栄 氏
(アイヌ文化振興研究推進機構 アドバイザー)
参加者 14名
研修会

ようす
   
 はじめに、桑島教諭より末広小学校の「人権教育とアイヌ文化学習」の実践について紹介していただきました。
 アイヌ文化学習は平成5年よりスタート し、平成8年のチセ完成を契機に全学年で学ぶ教育課程が完成したこと、現在は、「自然、命を大切にする心・生き方を学ぶ」を全体の目標として行っていること、そして各学年のねらいと学習内容などについて説明していただきました。
1年⇒「チセ探検」「読み聞かせ」など
2年⇒「歌・踊り」「遊び道具作り」など
3年⇒「サケ漁と解体体験」「地名」など
4年⇒「イナキビ栽培・収穫・団子作り」など
5年⇒「シナノキの皮剥がし」「イナウ削り」など
6年⇒「歴史」「ムックリ作りと演奏」など 
  
 続いて、講師として末広小学校で18年間子どもたちへの指導を続けていらっしゃる野本さんより、これまでの経緯やアイヌ文化と学習内容との関わりなどについて説明していただきました。
 その後、会場をチセに移し、参加者の皆さんは展示されている道具類を手に取りながら、野本さんの説明に聞き入っていました。
  
参加者

感想
○末広小学校の実践の様子やカリキュラム、野本さんのお話し、すべて大変参考になりました。
○チセ他、初めて見るものが多く、大変ためになりました。
○とても参考になりました。石狩の先進的な実践が、このように広められることはよいことと思います。
○貴重な人材、貴重な資料に支えられた学習がすばらしいです。
○チセのすばらしさに驚きました。(自分の学校の児童にも見学させたいです。)